野菜ソムリエの“薫る旬感”

北海道にも春が来た♪

やっと春めいてきました(*^_^*)
2012.花


 長く厳しい冬も終わり、北海道にもようやく春がやってきたようです。先日、ナント!札幌では最高気温20℃を超える日がありました♪その日の朝は曇っていて、とても予報通りに行かないだろう・・・と心配していたら、お昼前には、ちゃ~んとキラキラの眩しいお日様が出てきてくれました(*^_^*)。でも、きまぐれなお日様なので、その後はまた肌寒い天気が続く日でしたけど。。。とはいえ、朝晩の寒暖の差が激しいのも、北海道の初春ならではの気候なんですよね。そして短いけど熱い夏が来る♪考えるだけでウキウキしてきます☆

 2012フキノトウ たまに見るJRの車窓からのフキノトウは、ビックリするほど、とっても大きくなっていました。北海道の春は、ちょっと油断すると、あっ!という間に夏になっちゃうほど早いので、見逃し注意なんです!!
スーパーにもアイヌネギ(行者ニンニク)フキノトウタラの芽などの山菜が並んでいて、春を感じさせてくれています。スーパーに並ぶ山菜・・・・子供の頃は“山菜は採りに行くもの!”だと思っていました。山のように採ってきた山菜を、たらいや鍋で下処理をするのが、とても大変だったのを憶えています。親戚やご近所さんたちに分けて食べてたなぁ~。美味しかったなぁ~♪

なぜか、春になると山菜を食べたくなりますよね。それもそのはず!山菜には、冬に間に溜まった脂肪や老廃物を出してくれる働きがあるんですって。体は、自分に必要なものを感じて、ちゃんと取入れるようになってるんですねぇ~。その時に食べたいものが必要なものということなんでしょうね。旬の食材というのは、まさに理にかなったものと言えます。

 ところで・・・北海道では俗にアイヌネギと呼ばれ、一般的には行者ニンニクと言われている山菜ですが、行者ニンニクとは、“山奥で修業する行者たちが、厳しい修業に耐えるための強壮食として食べた”ことから名づけられたのだとか。ジンギスカンと一緒に焼いたり、餃子の具材に入れるととても美味しい山菜です。あの強烈なニオイの正体であるアリシンは、疲労回復や整腸作用、殺菌作用や神経の鎮静化のほか、活性酸素を除去する働きを持っているので、血液サラサラ効果など、たくさんの嬉しい効果が期待できるんです。でも、けして一人では食べないでくだいね(^0^)/。
私たちの身近な野菜でいうと、タマネギにも主な成分として「アリシン」が豊富に含まれています。まさに今!食べたい食材かもしれませんね(^_^)v
 ちなみに「春を告げる山菜」とも呼ばれるフキノトウには、胃を丈夫にして腸の働きを整える働きがあります。冬眠から目を覚ました“クマ”が、一番初めに食べると言われているそうですよ。もちろん無意識でしょうけど、フキノトウを探して食べるクマの姿を想像すると、ちょっとおかしくなっちゃいますね(笑)

2012.佐々木ファーム さてさて、やっと春が来た♪という北海道ですが、洞爺湖町の畑にはまだ1m前後も雪が解けずに残っているんですよ。この雪を掻き分けて土を掘ると、中からこ~んなにキレイな、その名も『春掘りニンジン』が出てきます。ニンジン厳しい寒さから身を守るために糖分を蓄え、まるでフルーツのような甘さになりました!雪解け水をたっぷり吸収するので、とってもみずみずしいニンジンなんですよ。皮膚や粘膜の健康を保つカロテンたっぷりのニンジンは、皮にも栄養がたっぷり!ぜひ皮ごと食べて、無駄なく栄養を取って元気に春を過ごしたいものです(*^_^*)

2012/4/27

【おにおんぼうず】では、土の中に眠っていた『春掘り!ありがとう美人参』を大好評販売中です!
例年よりも雪解けが遅いため、なかなか顔を見ることが出来ませんでしたが、ようやくキレイな顔を出してくれました♪
ぜひ!生のままかじって、その甘さを感じてくださ~い(^0^)/

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