★　桜ぷちライブラリ～　★

　北海道の標本木は、札幌・稚内・旭川・網走・釧路・帯広・室蘭・函館など各地にありますが、地区によって標本木が違うんです。本州の標本木はソメイヨシノで知られていますが、北海道では、ソメイヨシノは札幌・函館・室蘭だけで、稚内・旭川・網走・帯広・釧路は、北海道を代表するエゾヤマザクラなんです。エゾヤマザクラは、濃いピンクから薄紅まで色鮮やかで、独特の魅力が感じられます。
ちなみに・・・道内の桜前線ゴール地の根室では、全国唯一とされるチシマザクラなんです。桜の時期も終わったかなぁ～と思ったころに、「今日、根室で桜が開花しました！」な～んて報道されるんですよ！ちょっぴり時期外れにも思いますが、ユックリ咲いて最後まで楽しませてくれるのが、とても嬉しいんです♪春が過ぎるのが名残惜しい気持ちになったりします。

　そんな札幌の標本木が、今年から変わったことを知りました。北海道神宮（札幌市中央区）から札幌気象台構内（札幌市中央区）の木に変更になったんだとか。。。北海道神宮内の木は樹齢約８０年で、昨春の観測では、満開の判定に困るほど花芽が少なかったそうです。新しく標本木になった木は樹齢約２０年で、開花・満開ともに１～２日程度早くなりそうだとのことです。木の世代交代なんですね。
北海道神宮の標本木さん、長い間お疲れ様でしたm（_　_）m。あとは、なるべく長く生きてくれるように、みんなで大切に見守っていきたいですね。満開でなくても蕾（つぼみ）や葉桜でも、サクラを見ると本当にホッと癒されますねぇ～
　この日は、あいにくの雨模様でしたが、家族連れやカップルなど、たくさんの人が訪れていました。お母さんに抱っこされて桜を見せてもらっていた赤ちゃんもいましたよ。この光景を、大人になっても憶えていてくれたら嬉しいなぁ～。私も、小さい頃におじいちゃん家の近所で見た、とってもキレイな桜を今でも憶えています。とってもキレイでキラキラした想い出のひとつです。

　桜の葉っぱを見て、“桜もちが食べたい♪”と、やっぱり花より団子の私でしたが・・・（笑）。
最後には雨が上がって、夕陽にキラキラ光る桜を観ながら、まだ始まったばかりの北海道の春を、めいっぱい満喫したいと思いました。（*＾_＾*）